スロットには逃げない!

2最近感じること

スロットしていた頃を振り返ってみた。

私は誰かの幸せを、ちゃんと願ったり喜んだりしていただろうか? 自分で気がつかないまま、上手くやってる人を妬んだりはしていなかっただろうか?

確かにギャンブルをやっている時は誰かの幸せなど願わなかったし、楽しく生きている人を見ると妬む気持ちがあった。

今は何とか順調に断スロットしているけれど、「私は何か、変わったのだろうか?」と、ふと考えることもある。相変わらずネガティブな思考だし、常にいっぱいいっぱいなのだ。家庭の不満を、タラタラと愚痴りたくなる…。

ギャンブルしてる頃と、何も変わっていないんじゃないか…と、よく思う。

・2年半の断スロットを経て

情けない話だが、断スロットする前の私はパチ屋が自分の居場所だった。

誰かとの煩わしい関係があるわけでもなく、ただ騒音の中で座ってお金をつぎ込んで勝った負けたの繰り返し。あの頃の自分は、そういった孤独が心地良かったんだろう。

でもその半面、「変わりたい」そんな事を、ずっと思って生きてきたことも事実だ。ところが、なかなか変われない。そしてギャンブルに逃げる。「どうせ私なんて」それが口癖だった。

ただ、最近変わったと思えることが1つだけ有る。

何があっても、落ち込んでも、イライラしても、ギャンブルに逃げたいと思わなくなった。このことは事実。

まだまだ気持ちがフラフラし、安定してはいないけれど、自分に自信をつけたいなと思う。なぜなら人間的に成長したいから。このまま人生終わる様なことがあったら絶対後悔するから。

しっかり自分の意見を持てる、言える。そして、誰かの幸せを願い喜べる。そんな、心に余裕を持てる人間になりたい。

何年かかるか解らないけれど。その為にはギャンブルなんか必要ないんだ。

めみ(SAGS正会員 断スロット923日)

奥井 隆
奥井 隆
2 市民団体 ギャンブル依存症克服支援サイトSAGS 代表
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