断パチ・スロ3原則とは

固定ページ用アイコン 断パチ・スロ3原則は、パチンコとパチスロに依存している人への解決方法としてSAGSが奨励しているものです。


断パチ・スロ3原則なぜパチンコとスロットに、このような方法が効果的なのか? それはパチンコとスロットが、他のギャンブルと違った性質を持っているからです。

逆にいえば、そういったことを知らずに問題を解決しようとしても、なかなか上手くいかないことになります。

そのことも交え、断パチ・スロ3原則について説明いたしましょう。


  • 断パチ・スロ3原則とは

1)余分なお金を持たない

競馬やボートのような公営ギャンブルは銀行口座と直結しており、PATやJRAダイレクト、TELEBOAT ネットなどでオンライン投票やクレジット投票などが行えます。

麻雀など仲間内でのギャンブルは、勝ち負けの精算が給料日だったり月末だったりすることが多く、現金が手元になくてもプレイできる場合が多いです。

ところがパチンコとスロットは、ホールに出向いて貸玉・貸コインを現金で借りなければならず、それ以外の方法でプレイすることはできません。

そういった理由から、プレイするお金を手持ちしないことで、ホールに行くことを未然に防げるのです。

2)時間を持て余さない

ギャンブルというものは、一つの勝負で賭け額を決めるものです。つまり、「投資額は時間単位でなく 勝負の回数で決められる」のが通常といえます。

例えば公営ギャンブルは1日に開催されるレースの数が決まっており、泣いても笑ってもそれ以上賭けることはできません。千円の馬券を買えば、どんなに長い時間をパドック前で過ごそうが、職場にいてレースのことを忘れていようが、それ以上の投資は必要ないのです。

もう一ついえば、馬券にせよ舟券にせよ、購入するのはそう時間がかかることではありません。レースが始まってしまえば、勝負がつくのも一瞬です。

ところがパチンコとスロットは違います。パチンコとスロットは、プレイする時間によって投資額が決まる遊戯です。ある意味、エンドレスのギャンブルといってよいかもしれません。

パチンコ玉を弾きデジタルを回し続ける、コインを入れてレバーを叩く、といった動作は、実際はそれ自体が1回の勝負なのです。ところが機械の大当たり確率が低いので、通常プレイヤーは連続でプレイし続けることになります。そういったスタイル上、時間がかかっても大当たりが出るまでを一区切りとしがちなのです。

だから、どんなに時間とお金を使おうが、大当たりが出るまでを一つの勝負だと勘違いしている人が多く、投資が増える大きな原因となっています。大当りが来ようが来なかろうが、投資額千円でそれ以上やらないという人は、まずいないと思います。

しかもそればかりではありません。パチンコにせよスロットにせよ、最近の機種は一度大当たりすると連続する傾向が高く、確率変動やチャンスゾーン・潜伏といった演出が多いです。「安易にやめさせてくれない」というのも、これらの大きな特徴となっています。

そういった理由から、パチンコとスロットは、「プレイする時間を無くす」ことでやりにくい環境を作り上げることが可能です。公営ギャンブルは、時間を無くしてもあまり効果が見込めません。

3)誘惑の芽を摘む

パチンコとスロットは、「馬や選手が競技した結果に賭ける」というのではなく、プレイヤーが自らホールに足を運んで大当たりを拾うギャンブルです。つまり、勝負自体が「プレイヤー自身のライブ」なのです。いかなる結果も、その日、その時、その人によって決まるといえるでしょう。

そういった性格上、パチンコとスロットは、自分好みのホールや機種・機械などが出来やすく、その分新聞の折り込みチラシや宣伝・お知らせメールなどの誘惑が多くなるといえます。

SAGSではこれまでに、好きなアニメやキャラがパチンコ機やスロット機になったことが原因でスリップした人が多くいます。テレビのCMに反応してスベった人もいます。

スリップや再発を防ぐためには、日常的に誘惑対策をとることが必須となってきます。特に行きつけのホールや新台・新機種の情報などから遠ざかることは、大切なことだと思います。


  • スリップは 3原則全ての崩壊で起きる

いかがだったでしょうか? きっとあなたには、パチンコとスロットが他のギャンブルとは全く異なる性格のものであることを理解していただけたと思います。

断パチ・スロ3原則は、そのうちの一つが崩れてもスリップに至ることはありません。そのうちの2つが機能しなくても、まだスリップに歯止めをかけることができます。

パチンコとスロットにおけるスリップは、3原則すべてが破られてしまったときに起こるのです。このことをしっかりと頭に叩き込み、克服に役立てていただきたいと思います。


  • なぜ3つのことが同時に要求されるのか?

ひょっとしたらあなたは、「金銭対策だけで十分じゃ無いか!」と思われたかも知れません。確かに、パチンコに行かないというだけなら、余分なお金を持たないだけで足りるかもしれません。

しかしパチンコに行かなくなっても、時間を持て余し続けていたらどうでしょうか? きっとそんな生活ならば、とてつもなく退屈で苦痛だと思います。何かの拍子でまとまったお金が入ったときなど、あっけなくスリップしてしまう可能性もあります。

なぜなら、それまでパチンコに行くために使っていた時間を他のことに使うという、工夫と努力がなされていないからです。あなたはパチンコに使っていた時間を、ちゃんと社会復帰するために使うよう努力しなければならないのです。

誘惑にしてもそうです。仮にパチ友から誘いがあり、「ちょっとつきあえよ」と言われてパチンコ店に行き、「玉やるから、打っていいよ」とやられたらどうでしょうか? 結果は見えていると思います。そういった交友にケジメをつけるということも大切です。

以上のように、3原則というのは3つの要素が互いにガッチリと組み合わさってこそうまく機能するといえるのです。しかもそれだけでなく、社会復帰するための準備を整えたり、好ましくない生活環境を改善したりすることにも役立ちます。

あなたも「断パチ・スロ3原則」で、克服への道を歩んでください。