断パチ・スロ16年を経て
金銭問題解決及びローンのポータルサイトであるなるほど! カードローン(運営会社 株式会社エイチームファイナジー)に、寄稿させていただきました。
私が断パチンコ・スロットを始めて、この2月でまる16年が過ぎました。私のそれまでのやんちゃぶりについては過去の記事でかなり詳しく書いているので、興味がある方はご覧になってみてください。まあ、かなり無茶をしていたと思います。
ギャンブルを勧めたり勝ち方を教えたりといった本や情報は巷に溢れているのですが、逆に「やめ方」についてはスッキリとした方法が提供されていないようです。といいましょうか、おそらく、たいした効果がないのでしょう。
その理由についてですが、ギャンブル依存症が本人の心の力を弱らせてしまうという事実があります。弱り切ったマインドで自力解決できるほど、ギャンブルへの依存は甘いものではありません。だからこそ依存症ギャンブラーは、有り金を使い切り返せないほどの借金を抱えて、尚、賭け続けようとするのです。
そういった理由から通常の場合、賭けの中断は金銭の枯渇である場合が多いです。つまり、金欠にならないと依存症ギャンブラーは賭けることをやめようとしないわけです。
今日は少しだけ、金銭問題について書かせていただきましょう。
金銭問題解決は 手放す勇気次第
そういったことから考えますと、ギャンブルで作った借金を返すことがいかに大変かよくお分かりになると思います。結論からいいますと、やめない限り借金が減ることも返しきることもありません。
「借金が無くなったら問題解決」と考えておられるご家族がいらっしゃいますが、肩代わりして帳消しになった借入はさらなる火種となります。返済はあくまで、本人にさせてこそ効果が見られるのです。返すことの苦しみこそが、ギャンブル依存症問題を解決へと導いてくれるといえるでしょう。
それでは本当の意味での金銭問題解決は、どうすれば実現できるのか? 答えは簡単です。本人にギャンブルすることを諦めさせれば良いのです。
それでは、本人はどうすればギャンブルすることを諦めるのか? その答えも簡単です。本人が物理的にギャンブルできない状況を作り出して、ひたすら行かない日々を積み重ねてもらうのです。
ちゃんとした方法を取れば、おおよそ3ヶ月で一生やめるための基礎は出来上がるでしょう。断ギャンブル1年を経過したら、再発するリスクは激減すると思います。
と…、簡単に書いてしまいましたが、そこまでに至る道のりはかなり険しいものです。その理由ですが、「本人にギャンブルを手放す勇気がない」場合が多いからです。手放す勇気を持てないからこそ「ギャンブルすることを諦められない」わけです。経験から申し上げますと、私の場合は手放すことに恐怖さえ感じました。
手放す勇気が少しでも持てたなら、次に必要なのは「ちゃんとした方法」です。SAGSでは、本人が自ら問題を解決できるプログラムを推奨しています。我々はこの方法を「克服」と呼んでいます。
次のリンクはSAGSの公式テキストです。今あなたがすべきことを、1冊の電子書籍にまとめてあります。もしもあなたが、自ら問題を解決しようと志されるならば、この本を手に取ってみられる価値はあるでしょう。(奥井 隆)