ゴリ②(断ギャンブルを続けて良かったこと)

  • 断ギャンブルを続けて良かったこと

それは、大きく分けて2つあります。1つ目は、金銭感覚が段々と正常に戻っていったこと。

パチンコを打っていた頃、私は100円の物を買うのもケチっていたくせに、サンドにはまるで紙きれのようにお札を突っ込んでいました。

断パチしてからは、お金の価値と有意義なお金の使い方が分かるようになりました。『ちょっと高いかな…』という物でも、『ギャンブルで一儲けして買うか!』ではなく、我慢してコツコツお金を貯めてから買うようになりました。まるで子供のようですが、私の金銭感覚は断パチを始めてから、やっと身に付き始めたように思います。

断パチを始めて良かったもう一つのことは、「人間的に少しずつ成長していくことができた」ということでしょうか。

パチをしていた頃は、寝ても覚めてもパチンコ、仕事中や子どもと遊んでいるときでさえも、パチンコのことばかり考えていました(皆さんも似たような経験があるのでは、ないでしょうか?)。

ところが断パチを続けるにしたがって、少しずつ、本当に少しずつではあるのですが、パチンコを打つためのお金や時間ことばかり考えていた『気持ち』に余裕が出てきます。

こ の『気持ち』の余裕を、ある人は断煙、ある人は趣味、ある人は仕事、ある人は家の掃除、と昇華させ人間的に成長することができます。パチンコ以外のことに目を向けることによって、そういった効果が得られたのです。

そしてそういった生活が功を奏せば、またその成功体験を活かして新たなものにチャレンジすることができます。(おそらく依存していない人なら、普通にできることなのでしょう)

これは自分の主観でしかないのですが、気持ちの余裕をうまく昇華させ られる人は断パチも継続できますね。せっかく生まれた気持ちの余裕を『お金や時間も余裕があって、何もすることがない! 今日くらい一日行っても大丈夫だ ろう』って考えてしまう人は、残念ながらスリップの谷底へ落ちてしまう気がします。

ゴリ③(断ギャンブル継続のコツ)

奥井 隆
奥井 隆
2 市民団体 ギャンブル依存症克服支援サイトSAGS 代表
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