中期長期の断パチ後のスリップについて

kodoku

21年で緩解は神話となりつつある

最近、SAGS内でスリップする人の傾向が変わってきた。ひとことで言うと、1年間の断パチを経た人でも、いとも簡単にスリップするのである。これまで私は、「1年頑張れば、衝動が少なくなり断の継続が楽になる」と言い続けてきたが、最近の傾向の見る限りそういったことは既に神話となりつつある。

スリップした人を見て感じるのは、掲示板で普段の書き込みがいかにも脆く苦しそうということである。それと同時に、書き込む頻度が低く内にこもる傾向が強い。ようは、自分の殻に閉じこもってしまうということである。

苦しみ続ける1年間とは

いってみれば、それは苦しみ続ける断ギャンブル生活である。だが誰かが救いの手を差し伸べることはできない。その理由だが、そういった兆候を感じたら一層閉じこもるか拒絶してしまうのである。突然退会してしまう人も多い。

そういったことを見て感じるのは、やはり仲間同士の関係の重要性である。リアルのオフ会が無くなってから久しいが、そういったことがほころびにつながっているような気がしてならない。

奥井 隆
奥井 隆
2 市民団体 ギャンブル依存症克服支援サイトSAGS 代表
詳しい情報は、次のリンクをご参照ください。
AMAZON著者ページ