スピード感にズレ
今日本でいろいろと政府の対応などについて議論がなされているが、それらのうちの多くは市民と政府関係者との間でスピード感に大きなズレがあることに由来している。
例えばアベノマスクにしてもそうだが、今、市中ではマスクが供給過剰となりつつある。たまに買い物に行くと、「マスク有ります」という看板を目にすることが多くなってきた。つまり、この時期にマスクを配布しても、余り意味が無いといえる。ハッキリと言うが、遅すぎるのである。
支給が遅れることで
何百億という血税をつぎ込んだわりに、異物の混入や配布時期の遅れなどマスクについては当初より様々な問題が生じてきた。今回の10万円給付金についても同じ事だろう。配布時期が遅くなればなるほど、給付金の意味が薄くなっていくのである。
例えば、今じっとパチンコに行くことを自粛している人たちについてはどうだろう。パチンコ店の営業自粛が解かれた後にそういったお金が配布されるのであれば、パチンコに費やしてしまう公算が高くなる。
給付金を何に使おうがそれは個人の自由だが、支給する側にすれば何らかの意図が存在する。そこに、「財源は血税です。生活に支障を来さないよう、有効に使ってください」という意図があることくらい誰だって理解できるだろう。
パチンコとスロットに依存している人たちは特にこのことをよく理解し、給付後にパチンコ店へ行かないよう努力すべきである。そうしないと、せっかくの好意があなた自身が再発したりスリップしたりする原因になってしまう。
給付金が原因で、ドツボ人生再開となるのだけは避けていただきたいものである。