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ギャンブル依存症克服支援サイトSAGS

我々は 依存症ギャンブラーとその家族を支援し 社会に貢献します

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  • POST:2015-06-03 10:03:08
  • 新たなギャンブルとして今注目を浴びている、カジノについてお答えします。

  • 管理者
  • POST:2015-06-03 10:05:21
  • Q カジノ解禁が最近になって取り沙汰されていますが、SAGSはこれについてどのようにお考えでしょうか?

    A 世間では「カジノ解禁」ばかりが報道されていますが、これは日本における実質的な「賭博合法化」であるということです。

    SAGSはカジノ解禁について肯定も否定もしませんが、問題はそのやり方だということです。カジノ誘致に際してはカジノへの依存対策ばかりでなく、現在市中に多く存在するパチンコ店についても同様に、出店場所や営業時間・レートなどを一定のルールで統制するべきだと思います。

    それと現在カジノという産業は、大きな岐路に立っていると思われます。ベガスは構造不況に揺れていますし、古参であったモナコもカジノから撤退しました。あのマカオでさえ、売り上げが前年を下回りました。

    国家規模でカジノを誘致するというのは、いかにもリスクが高く慎重に考えるべきプロジェクトだと思います。

  • POST:2015-06-03 10:09:47
  • Q カジノ誘致で生じると思われるリスクとは、何でしょうか?

    A まず、依存症ギャンブラーの増加に対する懸念です。治安の悪化や、青少年に対する悪影響も考えねばなりません。問題は今後、どのような依存症対策がとられるかということです。

    シンガポールのように、依存者が自己申告でカジノ内に入れないようにしたり、依存者の家族からの申し出で本人を施設内に入れないようにしたりするやり方は、かなり有効な依存対策であるといえます。

    しかしながらシンガポールにおいては、国民すべてが「マイナンバー制(国民総背番号制度)」の対象だからこそできる制度だといえます。日本でカジノ解禁に合わせてそういった制度ができるかどうかは、まだまだ不透明だといえます。

    その他として、現在斜陽化しつつあるカジノを誘致し、数年かけて建造するというのは、時系列的にかなりリスキー(危険度が高い)な選択であるということです。

    カジノは競争相手の国も多いですし、カジノ開業の準備が整った段階で世界的にカジノが廃れているという可能性さえあります。今見る限りにおいて、誘致して開業するかどうかの考え方が、既に先が見通せていない「3セクの考え方」の踏襲そのものなのです。

    我々国民の血税を使って建造された後、バブル期に破綻した3セクの多くは、そういったリスクをちゃんと考慮せずに作られました。また工期が長かったため、開業時の経済状況に付いていけなかったという施設もあります。3セクの失敗が多かった原因は、そのあたりだといわれています。

    カジノ誘致は、経済的に大きな損失を呼ぶ危険性も孕んでいるのです。

  • POST:2015-06-03 10:10:43
  • Q カジノというギャンブルは、どうやってお金を儲けているのですか?

    A ハウスエッジという控除率が決まっており、客が賭けるごとに手数料が胴元に入る仕組みとなっています。

     5パーセント程度の控除が多いと聞いています。

  • POST:2015-06-03 10:11:36
  • Q ある人は、「カジノが解禁されても パチンコをする人がそちらに流れるだけだから 依存者が増えることはないよ」と言っていました。本当でしょうか?

    A それは、根拠のない話だと思います。

    過去の例を挙げれば、パチンコ店にスロットマシーンが登場したとき、パチンコをする人が全てスロットに流れたとはいえません。スロットを好んでする人が増えると同時に、スロット依存という新たな問題が発生しました。

    依存症ギャンブラーは各人、好みのギャンブルがあります。新たなギャンブルが生まれれば、そのギャンブルに依存する人が新たに出ると考える方が正解でしょう。

  • POST:2015-06-03 10:14:18
  • Q それでは、なぜギャンブラーには、それぞれお好みのギャンブルがあるのでしょうか?

    A パチンコとスロットで「右脳系 左脳系」とまで言われた時代もありましたが、ようは個人の嗜好の問題です。

    賭博そのものが好きで、何でも手を出す人もいれば、パチンコ以外はやらないという人もいます。人それぞれだと思います。

    尚、こういった事実からSAGSは、「パチンコやスロットへの依存は 単に脳内物質の分泌異常や快感だけが原因ではない」と考えています。

  • POST:2015-06-03 10:16:16
  • Q カジノが解禁されたら、カジノの中にパチンコやスロット(パチンコ店にあるパチスロ)が設置されるのでしょうか?

    A そういった動きがあると聞いています。カジノを誘致したとしても、日本のカジノは遅かれ早かれ海外からの客だけでは、営業していけなくなるといわれています。

    そうなったときに日本人を呼び込む必要性は出てくるでしょう。そういった事態を見越して、邦人に受け入れられやすいパチンコとパチスロをあらかじめ導入する可能性は大であると思います。

  • POST:2015-06-03 10:18:05
  • Q カジノ解禁になったら、現在のパチンコ店は全てなくなるのでしょうか?

    A それはあり得ないでしょう。今現在のカジノ解禁は、現存するパチンコ店を含まない方向で動いているようです。

    政府は、カジノ合法化と既存のパチンコ問題とは別だと考えているようです。

  • POST:2015-06-03 10:19:08
  • Q カジノが解禁されたら、いくらでもお金を賭けられる仕組みになるのでしょうか?

    A パチンコなど時間当たりの売上額が決まっているギャンブルは、集客で売り上げが大きく変わります。

    ところがカジノは、ハウスエッジという控除率が売り上げの基礎になるので、客の数よりもむしろ賭け額(売上額)の大小が問題なのです。

    賭ける額に上限が設けられるかどうかはわかりませんが、高額の賭けができるようになるのはほぼ間違いないでしょう。

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