ギャンブル依存症の原因について、SAGSの見解です。
Q ギャンブル依存症の原因は何ですか?
A ビギナーズラックなどがその原因と言う方は多いですが、私は最初から大負けして逆に悔しくて依存した人を多く知っています。
「快楽以外の要素として 人間の感情が依存する原因に大きくかかわっている」というのが、SAGSの考えです。
ギャンブルという遊びは、勝ち負けで気分の高低差が大きいです。熱くなりやすく、またやめにくい要素を持つ遊びでもあります。そういった感情の浮き沈みが、依存する原因の一つであることは間違いないでしょう。
Q 脳内物質が原因ではないのでしょうか?
A 脳内物質に関する研究が最近活発です。特にドーパミンというホルモンの分泌が、ギャンブル依存症に大きくかかわっているといわれています。
ですがこれも今のところ、決め手となる根拠とはいえません。なぜなら、刺激を受けなくても、ダラダラ続けることで依存してしまう「習慣性依存」が存在するからです。ギャンブルに依存する原因は、プレイによる快感・快楽だけではないように思います。
Q SAGSは依存の原因が本人を取り巻く環境だと、お考えのようですが…。
A 依存しやすい環境というものは、間違いなく存在します。
①家族に依存症ギャンブラーがいる
②機能不全家庭で育った
③ネグレクトを受けて育った
④恋人がギャンブラー
⑤人間関係が希薄
⑥趣味がない
⑦仕事や家庭から逃避している
⑧ギャンブル以外の楽しみがない
などがよく見られる「悪しき環境」です。残念ながらギャンブル依存症の原因は特定できませんが、良い生活環境・生活習慣を構築することが先決です。
Q 私は根性なしです。だから、パチンコをやめることができないのでしょうか?
A あなたがギャンブル依存症であれば、根性や意志など心の力で快復・克服することはできないとお考えください。
あなたは風邪をひいたら、薬をお飲みになられますよね? きっと根性で風邪ひきを治そうなどとは思われない筈です。
そもそも依存というのは心の病気なのですから、メンタルに頼った方法で問題解決することが難しいのです。
Q 根性がなく意志の弱い人間が依存するのではないのでしょうか?
A 依存というものは、いつどこで誰がそうなるかわかりません。
根性や意志の弱さが依存する原因とはいえません。