偽りの時代

2錯覚という言葉がある

このことばを紐解いてみると、広辞苑には次のようにある。「知覚が客観的性質と一致しない現象」IMG_6980

何だか、わかりにくい解説だが、おおよそ次のような意味だろう。「現実には起きていないことを、さも起きているように感じること」「現実的に起きていることとは、違ったことが起きていると感じること」

広辞苑は二つ目の解説として、「俗に、思い違い」とも書いているから、この解釈は、ほぼ正解といって良いように思う。

だが、同じ「思い違い」にしても、時と場合によって大きな違いがある。例えば自発的に思い違いするのと、意図的または恣意的に操作されて思い違いに至るのとでは、結果は同じでも全く異なる現象である。

そしてもう一つ言うならば、悪意の元にデータなどを改ざんされて思い違いするのでは、全くその意味合いが異なる。本来ならば錯覚というものは、悪意がないことが前提で起こる現象で、通常の場合は人為的な要素が含まれないのが当たり前だ。

もっとも、マジシャンなどは人の錯覚を巧みに利用しているが、そこに悪意がないのは明白であろう。

錯覚させるために情報を操つる行為は、悪意に満ちた欺きだ。このことに気付いている人が、世間には一体何人居るだろうか?

ここは当然ながら、錯覚を仕組んだ人物にもっともっと矛先が向けられて当然だろう。(続く)