かがり④(底尽きを迎えて)

  • SAGSに参加したころ

SAGSの掲示板に参加したものの、私はオドオドしていました。そんな私を、仲間たちは温かく迎えて入れてくれました。

初めて経験したネット上の掲示板。そこでの人間関係に悩まされ、掲示板をしばらくやめたりもしました。ですが、やめたら依存性がさらに悪化して、暇さえあればパチンコをする生活に逆戻りしてしまいました。

生活費を使い果たし、カードローンを契約してまかなうことさえありました。そういった生活を続け、「やはり1人ではダメだ」と思い直し、SAGSに戻ってきました。

ところが戻っては見たものの、最初はスリップだらけの日々でした。あの頃は、掲示板に書き込んでもその足でパチンコしてしまい、自己嫌悪に陥るような生活が続いていました。

それでも掲示板に参加して2年くらいたつと、徐々にですがパチンコしない日が増え始めたのです。

  • パチンコに白旗を掲げ

ちょうどその頃、心に変化がありました。私の頭の中はパチンコで埋め尽くされていましたが、だんだんと感情が落ち着いてきたのです。そうすると不思議なことに、仲間の声が一層心に響いてきました。

2014年8月13日…。私は、最後にパチンコ店に行ったあの日のことを、今も鮮明に覚えています。あの時の私はうつろに、次のようなことを考えていました…。

「あ~ アタシまたやってるよ… そろそろ潮時だろうな… なんかもう、勝てそうにない気がしてきたよ…」

ふと、そう考えたのです。それからも私は、考え続けました。

「というか、勝てないんだよな結局… たまに大勝ちして、結局それもパチンコで使い果たして、なくなったらまたパチンコの軍資金作って… それの繰り返し…」

「このままじゃ負けた額は3桁いくだろうな… たまたま勝ったって、今までの負けが帳消しになることはない。これだけのマイナスは、決してプラスにはならないんだ」

そこまで考えて、私はハッとしました。大きな事実に気付いたのです。

「自分は負けたんだ、パチンコに…」「そうだ、自分、パチンコに負けたんだ」

私は初めて、そこでパチンコに対する負けを認めました。白旗を掲げたのです。完全に自分は負けだと敗北を認めました。

かがり⑤(心の師匠とともに)